私の日々に突然現れた、小さな幸せの源、クリーム色の茶トラ猫についてお話しします。この美しいメス猫は、茶トラの中でもめずらしい存在。彼女がやってきたことは、まるで小さな奇跡みたいなものでした。
この記事では、彼女との特別な出会いや、その魅力、そしてクリーム色のトラ猫に関する基本的な情報を、私の愛猫の紹介と合わせて解説します。
■このブログ記事を読んだ読者がわかること
- クリーム色の茶トラ猫の珍しさと魅力を理解できる
- 猫の毛色と模様がどのように決まるかを知る
- クリーム色の茶トラ猫の性格や行動について知識を得る
- クリーム色の猫の適切な飼い方を学べる
- 他の猫種でもクリーム色が存在することを理解する
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結論。猫の毛色や模様は、両親から受け継ぐ組み合わせで決定する。そしてクリーム色のトラ猫の『メス』は珍しい!
これから私の愛猫の紹介、毛色がクリーム色のトラ猫はどのように生まれるのか、猫のトラ柄や縞模様について詳しく解説していきます。
私の愛猫、毛色がクリーム色のトラ猫『そら』
まずは、私の愛猫である『そら』を紹介したいと思います。上の動画がそらです。特徴は短が丸まった『かぎしっぽ』です。見ての通り、ベッドを思いっきり占領していますね(笑)
キャットタワーで完全にリラックス状態です。
キャットタワーで『決め顔』です。
上の動画はキャットタワーでおやつ『チュール・まぐろ味』を食べる愛猫です。
上の写真、これはそらがまだ赤ちゃんの頃です。まるでクリーム色をしたフワフワの綿球が、私のお腹の上に乗っているみたいですね(笑)。この時はまだ毛柄の『トラ柄』がはっきりとしていませんでした。
そらはもともと『捨て猫』として運命に翻弄されていましたが、心優しい方々の手によって救われ、最終的に私の家族として迎え入れました。
上の動画は愛猫のそらが動物病院で『避妊手術』をして、自宅に戻ってきたときの様子を撮影した動画です。
クリーム色のトラ猫、そらが私の家に来た時の詳細は別の記事でお伝えしています↓↓↓
クリーム色の猫の魅力とは?
- クリーム色のトラ猫は珍しい?
- クリーム色の猫が生まれる仕組み『9種類の遺伝子座』について
- クリーム色の猫のカラーポイントについて
これからクリーム猫の魅力について解説していきます。
クリーム色の茶トラ猫は珍しい?
クリーム色のトラ猫、結論は『珍しい存在』です。その理由は、この色は特定の遺伝的組み合わせによってのみ生じるからです。要するに、クリーム色はトラ猫の世界では一種の『遺伝の芸術品』とも言えるのです。
たとえば、猫の毛色に影響を与える遺伝子には、黒やオレンジ色などがありますが、クリーム色はこれらの色の遺伝子が特定の方法で組み合わさった結果現れるのです。特に、オレンジ色の遺伝子が薄まって現れるクリーム色は、見る人を魅了します。
日本ではもっともポピュラーな猫として知られている『キジトラ』ですが、日本猫の原型であるとも言われていることから、日常的に目にする猫は『茶色のトラ猫』が多いような気もします。
クリーム色のトラ猫は、その遺伝的な背景と希少性により、確かに珍しい存在です。しかし、その珍しさだけでなく、クリーム猫の持つ独特の美しさも忘れてはいけません。クリームトラと出会えた私は、運がよかったと言えるかもしれません。
毛色がクリーム色の猫は数が少なく、珍しい猫ならばどのようにして生まれてくるのでしょうか?
クリーム色の猫が生まれる仕組み『9種類の遺伝子座』について
猫のクリーム色の毛色は、まるで柔らかな朝日を思わせるような美しさを持っています。この魅力的な色は、9種類の遺伝子座の複雑な組み合わせによって決定されるのです。
- B遺伝子座(ブラック)
- O遺伝子座(オレンジ・ブラウン)
- D遺伝子座(ダイリュート)
- A遺伝子座(アグーチ)
- T遺伝子座(タビー)
- S遺伝子座(スポッティング)
- W遺伝子座(ホワイト)
- C遺伝子座(カラーポイント)
- I遺伝子座(インヒビター)
クリーム色の猫が生まれる場合は、もとの色を淡い色にするといったか淡色化因子となる『D遺伝子(ダイリュート遺伝子)』が深く関係しています。
『ダイリュート』という言葉には『薄める』といった意味があります。両親のどちらかが優性遺伝子『D遺伝子』を持つ場合は、毛色がクリーム色の猫は誕生しません。
茶トラ猫の遺伝子のうち、D遺伝子座の遺伝子型が劣性ホモ接合ddの時に、被毛全体が希釈されて、毛色がクリーム色のトラ模様になります。クリーム色のトラ猫は『クリームマッカレルタビー』と呼ばれています。
色が薄いうえに模様も分かりづらいので、野外の観察では誤った分類になることもあるようです。
クリーム色の猫のカラーポイントについて
元となる毛色(クリームトラ)の遺伝子のうち、C遺伝子座の遺伝子型が劣性ホモ接合になるとカラーポイントが生じて、クリームトラポイントになります。
このカラーポイントには『劣性対立遺伝子』がいくつもあり、毛色はそのレベルに応じたレベルの薄さになります。ちなみに最劣性は真っ白のアルビノのようです。
対立遺伝子とは?優性、劣性の違いとは?
相同染色体上で相対応する部分(愛同遺伝子座)を占める遺伝子です。
対立遺伝子は、父親由来の片方の遺伝子と母親由来のもう片方の遺伝子で異なる特徴を持つことがあります。対立遺伝子が2種類以上あるとき、対立遺伝子の組み合わせを『遺伝子型、ジェノタイプ』と呼び、母親由来の対立遺伝子が同じであることを『ホモ接合』、異なる組み合わせになることを『ヘテロ接合』と呼びます。
性質として現れる遺伝子を『優性遺伝子』、発現しない方を『劣性遺伝子』と呼びます。
クリーム色のトラ猫の性格について
クリーム色のトラ猫は一般的に社交的で愛情深い性格が多いということです。クリームトラは人間との関わりを楽しみ、温かく接します。
その理由を探ると、猫の性格は毛色よりも育てられた環境や遺伝的要素に大きく左右されると言われています。しかし、クリーム色の猫が特に愛情深いと感じられるのは、クリームトラが飼い主との絆を深める時間を大切にする傾向があるからかもしれません。クリームトラは、穏やかで優しい接触を好み、飼い主の側でリラックスしています。
私の愛猫であるクリームトラは、私が家に帰るといつも玄関で出迎え、夜には私のそばで静かに眠ります。このような行動は、クリーム猫の社交的な性格と人間との強い絆をしめしているような気がします。
毛色がクリーム色の猫は一般的に、社交的で愛情深く、人間のパートナーとして理想的な特性を持っています。もちろん、個々の猫にはその性格に個性がありますが、クリーム猫と過ごす時間は、多くの喜びと癒しをもらうことができるでしょう。
クリーム色の猫は他の猫種でも存在する
クリーム色の猫はその柔らかな色合いで多くの人を魅了しますが、この美しい毛色を持つ猫は様々な種類が存在します。なかなかお目にかかれないような珍しいクリーム色の猫ではありますが、猫の中にはもともと『dd』の遺伝子を持った猫種も存在します。
特に、『ロシアンブルー』『ペルシャ』『日本猫』の3種類は、毛色がクリーム色の個体が見られることもあり、それぞれ独特の魅力を持っています。
それでは、これらの猫種について触れていきます。
ロシアンブルー
- 起源: 元々はロシア原産の猫種で、その名の通り通常は美しいブルーグレーの毛色が特徴です。
- 性格: 非常に知的で、静かな環境を好みます。また、家族に対しては非常に愛情深い一面を持ち合わせています。
- クリーム色の特徴: ロシアンブルーがクリーム色の毛色を持つことは稀ですが、遺伝的な変異によってこの美しい色が現れることがあります。その希少性が、さらに魅力を引き立てます。
ペルシャ
- 起源:古くから愛されている猫種で、その豪華な長毛が特徴です。ペルシャ猫は様々な色彩が認められています。
- 性格:非常に落ち着いており、優雅な振る舞いが魅力的。人懐っこく、飼い主のそばでゆったりと過ごすことを好みます。
- クリーム色の特徴:毛色がクリーム色のペルシャ猫は、その柔らかな毛色と長い毛質が組み合わさって、まるで動くぬいぐるみのような愛らしさを放ちます。その美しさは多くの猫愛好家を虜にしてきました。
日本猫
- 起源:日本固有の猫種で、短毛種が一般的です。古くから日本の家庭に親しまれ、日本文化にも深く根ざしています。
- 性格:活発で好奇心旺盛、独立心が強い一方で、信頼を得ると非常に慕ってくれます。また、とても賢い猫としても知られています。
- クリーム色の特徴: 日本猫の中にも毛色がクリーム色の個体は存在し、そのナチュラルな美しさが特徴です。比較的珍しい色ですが、日本猫の素朴な魅力と相まって、見る人を魅了します。
これら3種類の猫種は、毛色がクリーム色の個体がそれぞれ独自の美しさと魅力を持っています。ロシアンブルーの希少性、ペルシャの豪華さ、日本猫の自然体の美しさが、クリーム色という柔らかな毛色によってさらに際立っています。
それぞれの猫種の個性とクリーム色の柔らかさが合わさり、見る人に深い印象を与えます。
かわいいクリーム色の猫との幸せな暮らしを守る最適な飼い方
クリーム色の猫に健康で幸せな生活を提供するためには、ちょっとした工夫が必要なんです。ここでは、クリーム猫の適切な飼い方のポイントをご紹介します。
- バランスの良い食事:まず、高品質な猫用フードを選んで、年齢や活動レベルに合わせた食事量を守りましょう。バランスの良い食事が、クリーム猫の健康の基本です。
- 定期的な健康チェック:獣医師の定期検診やワクチン接種は欠かせません。早期発見、早期治療がクリーム猫の長寿の秘訣です。
- アクティブな遊び時間:クリーム猫には、毎日の運動と遊びが大切。おもちゃやキャットタワーで楽しい時間を過ごしましょう。
- 丁寧なグルーミング:定期的なブラッシングで、美しい毛並みを保ちましょう。爪切りや耳掃除も忘れずに。
- 安全な生活環境:誤って外に出ないように、家の安全を確保しましょう。日々の生活環境をチェックして、猫に危険がないか見守りましょう。
- たっぷりの愛情:クリーム猫には愛情をたっぷり注いでください。一緒に過ごす時間を大切にし、信頼関係を深めていきましょう。
まとめると…
これらのポイントを心がけることで、クリーム猫は健康で長生きし、飼い主との幸せな時間を最大限に楽しめますよ。
また、忙しい飼い主さんや愛猫の健康に特に気を配りたい方には、首輪型デバイスがオススメ。愛猫の行動や健康状態をグラフで確認でき、緩やかな体調変化にも気づくことができますよ!⇒猫様専用首輪型デバイス【Catlog】
『トラ柄』と『縞模様(タビー)』について
この『トラ柄』と『縞模様(タビー)』については別の記事でも解説しています。
これから詳しく解説します。
猫の『トラ柄』とは?
トラ柄には実は3つの種類があるって知っていましたか?
- 黒と茶色のしま模様⇒キジトラ柄
- 黒とシルバーのしま模様⇒サバトラ柄
- オレンジのしま模様⇒茶トラ柄
実は、これらすべての猫の毛柄の基本はキジトラ柄なんです。
キジトラ柄にちょっとした変化を加えると…
- シルバーの毛色遺伝子が加わるとサバトラ柄に
- オレンジの毛色遺伝子が加わると茶トラ柄に
なるんですね。キジトラ柄のベースに色のバリエーションが加わることで、それぞれの個性的なトラ柄が生まれているんです。猫の毛柄の多様性、面白いですよね!
『縞模様(タビー)』とは?
タビーとは英語で『縞模様』のことを言います。意味は動物の被毛にある縞模様のことを言いますが、中でも猫を対象に使われることが多いです。
タビーの種類について
- クラシックタビー(マーブルタビー):これは大きな渦巻き状の模様で、側面には独特のマーキングがあります。
- マッカレルタビー:細かく縦に走るストライプが特徴。サバの骨のようなパターンです。
- スポッテッドタビー:丸い形や楕円形の斑点模様が魅力的。
- アグーティタビー:毛の1本1本に濃い色と明るい色があり、アビシニアンやシンガプーラでよく見られます。
- パッチドタビー(トーティータビー):複数の色が混ざり合ったパターン。メス猫に多く見られます。
このように縞模様(タビー)もさまざまで、魅力的ですね。
この記事のまとめ
この記事を通して私の愛猫、クリーム色をした茶トラ猫(メス)や、クリーム色の猫について、トラ柄とタビーについてをお届けしましたね。クリーム色の猫の持つ明るい毛色と、活発で人懐っこい性格は、クリーム猫の大きな魅力です。
でも、一番大切なのは、これらの美しい猫たちが健康で幸せな生活を送るための、ちょっとしたコツです。バランスの良い食事、定期的な健康チェック、楽しい運動と遊び、丁寧なグルーミング、安全な生活環境を整え、何よりも愛情をたっぷり注ぐことが大切です。
クリーム色の猫はその魅力的な外見と愛情深い性格で、世界中で愛されています。クリーム色の猫との生活は、毎日を喜びと発見でいっぱいにしてくれます。