こんにちは!猫も神社も大好きな私が、千葉県旭市にある『鎌数伊勢大神宮』に足を運んだ体験をお届けします。この神社は、その美しい自然環境と、境内で自由に過ごす愛くるしい猫たちで知られています。
最近では『御朱印集め』をしてらっしゃる猫好きさんも多くいらっしゃいますよね!御朱印も猫好きには大切ですが、この神社の社務所の方々の対応も素晴らしいものでした。
他にも千葉県佐倉市にある、猫に出会える神社『麻賀多神社(まかたじんじゃ)』へ実際に行ったとき記事がありますので、興味のある方は覗いてみてください。
今回は、神社の魅力を余すところなくご紹介し、猫好きならずとも訪れたい理由をお伝えします。また、神社でのおすすめの過ごし方や、持ち物についても触れていきたいと思います。
可愛い猫との出会いが待っている鎌数伊勢大神宮、その魅力を一緒に探っていきましょう!
『千葉県旭市』とはどんなどころ?
千葉県旭市は、自然の美しさと豊かな歴史を誇る地域です。農業や漁業が盛んで、美味しい食べ物が豊富にあり、観光スポットも多彩です。また、地域コミュニティが活発で、防災対策もしっかりしているため、住みやすい環境が整っています。
上の写真は、私が鎌数伊勢大神宮に向かっている途中で撮った旭市の自然写真です。都会の喧騒から離れて、穏やかな時間を過ごしたい方には、ぜひ訪れてほしい場所です。
千葉県旭市の基本情報を表でまとめてみました!
カテゴリ | 詳細 |
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基本情報 | 所在地: 千葉県北東部、九十九里平野に位置 人口: 推計人口約61,198人(2024年4月1日現在) 面積: 約130.47km2 気候: 温暖な海洋性気候 |
歴史 | 市制施行: 1954年(昭和29年)7月1日 旧市町村: 旭市・海上町・飯岡町・干潟町の1市3町が合併して新旭市が誕生 歴史的背景: 古くから農業と漁業が盛んな地域。江戸時代には九十九里浜の一部として栄えた。 |
自然 | 九十九里浜: 日本屈指の美しい海岸線。サーフィンや釣りが人気。 水田地帯: 日本有数の穀倉地帯で、美味しいお米が収穫される。 利根川: 日本最長の川、利根川の下流域に位置し、豊かな水資源を享受。 |
名所・観光スポット | 飯岡灯台: 九十九里浜を一望できる絶景スポット。 飯岡刑部岬展望台: ドラマや映画の撮影場所としても有名な展望台。 鎌数伊勢大神宮: 古くから地元で親しまれている神社で、猫が多く住む場所としても知られる。 旭市海浜公園: 家族連れで楽しめる広大な公園。 |
食文化 | 旭産米: 美味しいお米の産地として有名。 九十九里いわし: 新鮮で美味しいいわし料理が楽しめる。 落花生: 千葉県の特産品である落花生の生産も盛ん。 |
祭り・イベント | 旭市花火大会: 毎年夏に開催される大規模な花火大会。 干潟のすずみ: 地元の伝統的な夏祭り。 飯岡しおさいマラソン: 美しい九十九里浜沿いを走るマラソンイベント。 |
交通アクセス | 鉄道: JR総武本線が市内を通り、旭駅や飯岡駅が主要駅。 バス: 千葉交通やコミュニティバスが運行。 道路: 東関東自動車道と国道126号線が主要なアクセス道路。 |
教育・医療 | 学校: 小中高等学校が複数あり、教育環境が整っている。 医療施設: 旭中央病院をはじめとする総合病院やクリニックが充実。 |
地域活動 | 農業体験: 田植えや稲刈りの体験イベントがあり、都市部からの参加者も多い。 漁業体験: 地元の漁協による漁業体験ツアーが開催されている。 市民活動: 町おこしや環境保護活動など、地域コミュニティが活発。 |
自然災害対策 | 防災対策: 東日本大震災の教訓から、防災訓練や防災施設の整備が進められている。 避難所: 市内各所に避難所が設置されており、災害時の備えが万全。 |
産業 | 農業: 米や野菜、果物の栽培が盛ん。特にスイカやメロンが有名。 漁業: 九十九里浜でのいわし漁が主要産業。 商業: 地元産品を販売する直売所や道の駅が人気。 |
鎌数伊勢大神宮とは?
鎌数伊勢大神宮(かまかずいせじんぐう)と読み、千葉県旭市に鎮座する神社です。1671年から続く由緒ある神社で、名前の通りあのお伊勢様こと伊勢神宮から分霊を賜った神社とのことです。
二千年の歴史を持つ『お伊勢様(伊勢の神宮)』とは、日本の総氏神と尊ばれ、親しまれ、「皇大神宮(内宮)」を中心としたお宮だそうです。
御祭神は『天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)』、天岩戸の神隠れでも有名な神様だそうです。一般的には『太陽の神様』と言われていて、太陽光は全ての生命体を支える原点であることから、あらゆる事にご神徳を発揮すると言われています。
鎌数伊勢大神宮周辺には大きな湖「椿海」の干拓跡地(かんたくあとち)に建てられた神社だそうです。大昔は、房総半島始め東京湾も現在とは違う土地で、海が大きく入り込んでいたそうです。
当時の『椿海』という湖は、山手線エリアがすっぽり入る7,200ヘクタールの面積があったというのだから、驚きです…。
御由緒について
鎌取伊勢大神宮は1671年に干潟八万総鎮守として創建された『神明社』です。江戸時代前期に椿海の干拓が始められたそうです。その時に農民たちからの強い反発と工事の失敗や事故が度重なり、工事の無事を伊勢神宮御師に祈願したようです。
『干拓(かんたく)』とは、湖沼・潟などを排水して、陸地や耕地にすることです。
祈願を受けた御榊(おさかき)と御神礼(おふだ)を湖に浮かべたところ、現在の社殿に近い東方の岸へと流れついたそうです。この場所から工事を開始したすると不思議なことに農民からの反対もなく、また工事の失敗や事故もなく工事が進んだとされています。
『御榊(おさかき)』とは、神事に使用する木のこと。暖地の山林に自生するツバキ科の常緑樹です。
こうして椿海の干拓の大業が成されたとされています。
『十二座神楽(じゅうにざかぐら)』について
鎌数神楽とは、鎌数伊勢大神宮で行われる最も重要なお祭り(例祭)だそうです。江戸時代中期の1756年から現在に至るまで、一度も欠かすことなく続けられているお祭りだと伝えられています。
毎年3月27日と28日の二日間とも(各日午前11時頃から午後5時30分頃まで)境内の神楽殿にて『十二座神楽』と『稚児舞(ちごまい)』が演じられているそうです。
基本情報
- 住所:〒289-2505 千葉県旭市鎌数4314
- アクセス(電車):総武本線干潟駅から徒歩23分
- アクセス(車):銚子連絡道路横芝光ICから国道126号線経由で約30分
- 社務所受付時間:9時00分~12時00分 13時00分~16時00分
- 御祭神:天照皇大神
最寄り駅の『干潟駅』から徒歩約20分ほどで到着するようですが、私は車で行きましたよ。駐車場(無料)も100台あるようなので、車で行くのがおすすめです!
境内の雰囲気
神社の境内1.大鳥居
神社の境内2.鳥居(第二駐車場)
神社の境内3.手水舎
- 右手で柄杓を持って水をくみ、左手を清める。
- 柄杓を左手に持ち替えて、右手を清める。
- 再び柄杓を右手で持ち、左手で水を受け、口をすすぎます。直接柄杓を口につけないようにしましょう。
- 改めて左手を清める。
- 残った水で柄杓の柄を洗い清め、元に戻す。
このような流れとなります。
神社の境内4.稲荷神社
稲荷神社は稲荷神を祀る神社です。京都市伏見区深草にある『伏見稲荷大社』が神道上の稲荷神社の総本宮となっているようです。
神社の境内5.夫婦杉
神社の境内6.厄割の桃
神社の境内7.御神木
樹齢400年の堂々たる御神木は、天気がよかったこともありとてもキレイでした!
神社の境内8.落花生の牌
神社の境内9.神楽殿
神社の境内10.拝殿
鎌数伊勢大神宮で出会えた猫さん
私が参拝に訪れたときは、この猫さん一匹と出会えました。他にも数匹の猫さんが居るようなので、参拝に訪れる際は猫さんをびっくりさせないように、静かに探してみるのも楽しみの一つですよ!
境内でのおすすめの過ごし方
少しわかりにくいのですが…この社務所の階段を上がった所に、参拝者が座れる『ベンチ』があり、私が参拝したときはそこに可愛い猫さんが居ました!猫さんを見ながら、神社の雰囲気を楽しんだり、お連れさんと話したり、リラックスして過ごすことをおすすめします。
神社でいただく『御朱印』の起源について
御朱印(ごしゅいん)とはお参りの証明書であり、供物(くもつ)などを捧げた領収書のことを言います。『六十六部廻国聖(ろくじゅうろくぶかいこくひじり)』と呼ばれる者たちが、全国66か国の霊場を巡り、経文を収めた証として受け取った『納経請取状(のうきょううけとりじょう)』と言われているそうです。
この伝統廻は、単なる観光の一環としてではなく、信仰や参拝の記念として長い歴史を持っています。御朱印の起源は古く、平安時代にまで遡るとされています。
起源1.平安時代の始まり
平安時代(794年〜1185年)は、文化や芸術が花開いた時代であり、信仰心も非常に厚かった時期です。この時代には、貴族や皇族が度々神社や寺院を訪れ、祈りを捧げることが一般的でした。
彼らはその参拝の証として、写経を奉納する習慣がありました。写経とは、仏教経典を一字一句書き写すことで、信仰の証とされるものです。この写経を奉納した際に、寺院側からその受領の証として与えられたのが御朱印の始まりと言われています。
起源2.中世から江戸時代
鎌倉時代(1185年〜1333年)や室町時代(1336年〜1573年)を経て、江戸時代(1603年〜1868年)になると、御朱印の習慣はさらに広まりました。江戸時代には庶民の間でも参拝の習慣が定着し、多くの人々が寺社巡りを楽しむようになりました。
この頃には、御朱印は写経奉納だけでなく、純粋な参拝の記念としても授与されるようになり、庶民にも広く受け入れられていきました。
起源3.現代の御朱印
現代においても御朱印は、その歴史と伝統を受け継ぎながら多くの人々に親しまれています。観光地としての神社や寺院が増える中で、御朱印は参拝の記念品として、また信仰心の表現として多くの参拝者に求められています。
御朱印帳という専用の帳面を持参し、訪れた神社や寺院で御朱印を受けることが一般的です。御朱印帳には、美しい墨書きや印章が押され、その場所特有のデザインが施されていることが多く、一冊の帳面に各地の御朱印が集まることで、参拝者の旅の記録や信仰の足跡が残されます。
御朱印は単なるスタンプラリーではなく、神聖な意味を持つものです。神社や寺院を訪れる際には、御朱印の意味を理解し、礼儀正しくお願いすることが大切です。御朱印を通じて、日本の伝統文化や信仰の深さを感じ取ることができるでしょう。
鎌数伊勢大神宮で私が頂いた御朱印
お参りに持参するもの
主に持参した方がよい物は以下の3つです。
- 小銭
- 御朱印帳
- ファイル(クリアファイル、バインダーなど)
小銭
御朱印は300円~500円です。
マナーとして小銭を用意しておいた方がよいでしょう。
御朱印帳
私が購入した御朱印帳は2000円程度でした。御朱印帳をお持ちの方は持参するようにしましょう。
ファイル(クリアファイル、バインダーなど)
御朱印帳を忘れた場合は、用紙で頂けるとのことです。鎌数伊勢大神宮のパンフレットも無料で頂けるので、クリアファイルなどがあるとよいでしょう。
おまけ。私の愛猫『そら』です
このように毎日、愛猫とほんわかとして暮らしています。私が愛猫を迎え入れたときのことは別の記事で解説していますよ。
私の愛猫は『短いかぎしっぽ、クリーム色のトラ猫』です。尻尾がクルっと丸まったかぎしっぽは、『幸運をひっかけてくる猫』や『幸せの扉を開けてくれる』などと言われていて、幸運を招く猫とされています。
今回のテーマは『猫』と『神社』ですが、参拝のとき神社で猫と遭遇すると『神様から歓迎されている』『神様に導かれている』『リラックスしてほしい』などの意味があります。
猫、神社、スピリチュアル、なんだか私はワクワクしてしまいます!
この記事のまとめ
関東近郊に住んでいても、お伊勢様にはなかなか行けないものですよね。都心から1~2時間程度で行けるので、興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。かわいい猫さんに癒される目的でもいいですよね。
御朱印集めもよいですが、しっかりお参りをしてからいただきましょう。お参りの際はルールを守って気持ちよくお参りしたいですよね!
私もまた『鎌数伊勢大神宮』に行きたいと思っています。